午後から近代和風建築調査の為、和歌山市内の昭和初期築の邸宅にお邪魔しました。そこは建築当初から便所以外はほとんどオリジナルのままで、雰囲気や中庭を眺めた感じといいい建築当初の佇まいでした。さすがに土塀は南海地震や台風などで劣化した為、コンクリートブロック塀に変っていました。建物を残すということは あらゆる自然とも共生していかなければならないのと同時に、住まわれる人が大切に使用していく ということも必要不可欠だと再認識しました。今 木造住宅の耐震化が言われていますが、数値としては昭和初期に建てられた木造はそれを満たす事はないと思います。が 倒壊のしにくさ ということや再生する と言う事を考えた場合、きちんと建てられた昭和初期木造建築の方があきらかに有利です。 今後、建物はどのようになるかはわかりません。しかし、何らかの形で、そこに存在した証を残してゆきたいと、残さなければならないと思います。
毎回 思いますが いい家には いい方が住んでらっしゃいます。調査の為に庭先を綺麗にしていただいたり、ちょっとお花を添えていただいたり 空気にような存在で すごく楽しめました。 帰り際にお抹茶を頂戴しました。ありがとうございました。 庭の石も建築当時のままです。こけが付いたり、ラン が根付いたりと、重みを感じました。
by cube-masa
| 2008-10-10 08:01
| MEMO
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